arp hills（アープヒルズ）

建物概要

所在地	長蔵１丁目１８－３	構造等	木造２階建
主要用途	美容院	延床面積	１３１．３５㎡

エマニュエル・ムホーアーキテクチャー＋デザイン(千代田区内神田1-14-14 東運協ビル3F)

エマニュエル・ムホー(フランス人建築家・デザイナー)

・2017年
ARCHITIZER A+AWARDS　Finalist（米）　巣鴨信用金庫　中青木支店

・2016年
American Architecture Prize　Bronze（米）巣鴨信用金庫　中青木支店

・2016年
International Design Awards Honorable Mention(米)巣鴨信用金庫　中青木支店

・2015年
スペースデザインコンテスト　グランプリ(日)　巣鴨信用金庫江古田支店

・2015年
スペースデザインコンテスト　部門賞　公共生活空間(日)　巣鴨信用金庫中青木支店

・2014年
DEDALO MINOSSE INTERNATIONAL PRIZE Under40(伊)　巣鴨信用金庫シリーズ

・2014年
International Design Awards Silver(米)　巣鴨信用金庫江古田支店

自分独自の設計コンセプトである「色切／ｓｈｉｋｉｒｉ」（色で空間を仕切る。色で空間をつくる。）
に基づいて、１階ではお客様エリアとスタッフエリアを仕切る棚を、２階ではフレキシブルに空間を作ることができる天井吊り下げ型スライディングパーティションをデザインし、壁ではなく色で空間を仕切りました。

※「色切／ｓｈｉｋｉｒｉ」とは
　色を二次元的な仕上げではなく、三次元空間を形作る一番大事な要素として捉えるという設計者独自のデザインコンセプト。色を空間の中の三次元的なレイヤーとして捉え、このレイヤーを配置し、重ねることで空間そのものを構成していく。

「色切／ｓｈｉｋｉｒｉ」について：www.emmanuelle.jp/shikiri/

クライアントが自らデザインした「ａｒｐ　ｈｉｌｌｓ」のロゴがピンクだったのと、女性をメインターゲットにした美容室とのことから、棚や受付カウンター、椅子、スライディングパーティションに複数のピンクを使い、女性らしい雰囲気に仕上げました。

壁ではなくスライディングパーティションで室内を仕切ることで、フレキシブルに空間を構成することが出来るようにデザインしました。

また、ＳＥ工法（木造ラーメン工法）を用いて、柱の少ない広い空間を造りながら、木造ならではの温かさを感じていただく為に、梁を隠さず、そのまま見せるようにしました。

外部に関しては、道路に面しているファサードはシンプルに白で仕上げ、大きなガラス窓を設けました。ガラスから様々な色のピンクが見えて、思わず入りたくなるような「かわいい」建物を意識して設計しました。

日本ではあまり内装にグラデーションカラーを使用することはないそうで、美容室に来るお客様からは明るい印象で心地良いというお言葉をいただいております。