喜楽湯(きらくゆ)

建物概要

所在地	川口５丁目２１－６	構造等	木造２階建
主要用途	銭湯	建物築年	昭和２５年頃

東京を中心とした銭湯情報を発信する銭湯メディアです。
かつては「お風呂」としてだけでなく、「地域のコミュニティーの場」としての役割を担っていた銭湯の魅力を幅広い年代の人々に伝える為に、ＷＥＢ上での銭湯レビューの公開等を行っています。

また、後継者や働き手不足の銭湯経営者に代わり、運営を行う事業も展開しており、喜楽湯はその第１号です。

２０１７年グッドデザイン賞受賞（地域・コミュニティづくり／社会貢献活動）

近年では初めて行く人は入りづらいというイメージがある銭湯ですが、幅広い年代のお客様に来てもらいたいという思いから、明るい雰囲気をコンセプトにしています。

入口の暖簾や看板のデザインをリニューアルし、通りに面した外の休憩スペースにカラフルな椅子を設置する等、銭湯にあまり馴染みのない若い世代の人でも気軽に入りやすいような工夫をしています。

所有者からの依頼で、２０１６年４月からＴＯＫＹＯＳＥＮＴＯが経営という形で運営しております。委託されたときには既に現在の状態に改修されていましたが、暖簾のロゴや、オリジナルの入浴グッズ（タオルやＴシャツ等）は全て自分達でデザインしました。

脱衣所～浴場部分は築８０年の既存建物の柱や梁等、木の部分をそのまま残すことで趣のある雰囲気を活かしつつ、外からの光が白い壁や天井に反射して空間全体が明るくなるように補修を行ったと聞いています。

男女の脱衣所の間にある間仕切りは可動式で開放することが出来、ワークショップや映画の上映会などのイベントを定期的に開催し、近所の方々の交流の場として活用しています。

その為、従来の常連のお客さんに加えて、徐々に若い年代の方も多く来ていただけるようになりました。

周辺のお店や住民の方からは、「もっとこのあたりを昔のように盛り上げてほしい」とイベント等にも積極的にご協力をいただいています。