ますいいハウス
建物概要
所在地 | 中青木3丁目2-5 | 構造等 | 鉄骨造(一部木造)3階建 |
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主要用途 | 事務所併用住宅 | 延床面積 | 149.34㎡ |
ギャラリー
設計者概要
●設計事務所
石山修武研究室
《協働》(有)ますいいリビングカンパニー(川口市中青木3-2-5)
●設計者
石山 修武(いしやま おさむ/建築家)
●受賞歴(抜粋)
・2002年
芸術選奨文部科学大臣賞(世田谷村)
・1999年
織部賞
・1998年
日本文化デザイン賞
・1996年
ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展金獅子賞(瓦礫の散乱する廃墟)
・1995年
日本建築学会賞作品賞(リアス・アーク美術館)
・1985年
吉田五十八賞(伊豆の長八美術館)
設計コンセプト
当社の建築に対する熱い思いや取組、また、技術があれば様々な形態の建築も可能であり、お施主様の多様なご要望にも応えることができることなど、建築が与える素晴らしさや可能性を人々に伝えられるような形を社屋のデザインに表現できないものかと石山修武研究室の方々と協働でデザインいたしました。
設計のこだわり
よくご質問を受けます3階の床の構造につきましては、ちょうど「ヤジロベエ」のような構造となっておりまして、鉄骨で組まれた3Fの床を中央のフレームのみで支持し、突出部の先端に取り付けているワイヤーを地上で固定することで、安定する設計となっております。
また、建物の配置計画につきましては、人通りが多い道路に面している三角地という立地条件を特性として活かし、突出部を交差点側に向けることにより、建物の存在感がより強調される効果を考えました。
エピソード
今でも建物については「何で倒れないの?」とよくご質問を受けることがあります。また、このデザインが話題になり、他の事務所で断られるような難しい設計の依頼が多くあります。なお、社名「ますいいリビングカンパニー」の一文字多い「い」につきましては、恩師の「石山 修武」先生の志を継ぐべく、社名に「い」を加えました。これは疑問を持った人から質問される度に石山先生の志を広めることを目的にしております。
方針や取り組みなど
当社では「お施主様自らが設計や施工に積極的に参加していくこと」をモットーに専門的な知識や技術の不要な部分については、お施主様が参加することにより、設計上での細かい要望の把握やコストの削減を図り、さらにはお施主様が建物に愛着を抱くキッカケづくりになればと取り組んでいます。
その他作品例
((有)ますいいリビングカンパニー)