ステージSEN/Saya_Soyo(サヤソヨ)
建物概要
所在地 | 戸塚南4丁目4-40 | 構造等 | 木造1階建 |
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主要用途 | ・和舞台 ・飲食店 |
延床面積 | 145.81㎡ |
ギャラリー
【内観(ステージSEN)】
【内観(SayaSoyo)】
【外観】
オーナー
早坂 恵美子 (はやさか えみこ)
朝霞市出身。幼少より日本舞踊や生花・茶道等に携わっており、日本舞踊(藤間流)の師範として子ども達に指導する中で、若い世代に日本の伝統文化の素晴らしさを伝えたいという思いから、ステージSEN/SayaSoyoの計画に至りました。
設計コンセプト
緑の美しいこの町に「和ごとの辻」とし、日本舞踊に限らず日本文化が集い、楽しめる場所になればと考え、その際にお茶や軽食を頂くスペースとしてカフェを併設しました。
現在、舞台は作法教室やヨガ教室、落語、琵琶、津軽三味線、朗読などのイベントが開催されています。
カフェの方は、現在は創作レストランとしてブライダルやジャズイベント等にも利用され、ゆっくりと料理を楽しんでいただいています。
設計のこだわり
和舞台のスペースは日本舞踊の家元(藤間勘右ヱ門)の舞台と同じ造りにしています。総ヒノキの二重床(床が二重になっており、音が反響する)はメンテナンスに気をつけることで新築時の色味を保っています。
店舗スペースにあるテーブルやカウンターは、スギの一枚板で出来ており、新築の際に内装の雰囲気に合わせて造りました。
舞台スペース・店舗とも天井が吹き抜けになっていて、広々とした空間になっています。音が響きやすい設計になっている為、楽器の音色が隅々まで響き渡り、プロの演奏家の方にも好評をいただいています。
庭には桜の木やバラなどの様々な植物が植えてあり、季節ごとに美しい自然を感じることが出来、非日常の空間を演出しています。
エピソード
この高台と隣の空に伸びる階段、そして緑に囲まれた公園を見た時に気に入り、土地を購入しました。
また、年に数回、近隣の小学生を対象に和の作法体験の指導を行っています。
普段は触れる機会のない、総ヒノキの空間を体験させることで、日本の伝統文化が育んできた「和の美」のすばらしさを若い世代に伝えていきたいと思っております。
方針や取り組みなど
今の場所を決めた理由
緑、空、風等の自然が身近に感じられ、アプローチからの小さな異空間として、落ち着いた雰囲気で食事やお茶を楽しんでもらえると考えたためです。
店名の由来
新築時、周りに何も無い高台で、風が「さやさや、そよそよ」と吹き抜けていた為です。
庭の広さも現在の2倍ほどありましたが、手入れが行き届かず、狭くしました。