カフェリプル

建物概要

所在地 戸塚2-18-7 構造等 木造
主要用途 店舗 建物築年 平成17年6月
建築面積 69.56㎡ 延床面積 122.314㎡

設計コンセプト

通りに面した一帯が分譲地として売り出されており、住宅地としての発展が予想されたため、住宅街に馴染む店舗を目標として開店した。
お店のコンセプトは、少し古びているがモダンな珈琲屋。

木壁の経年変化から時間の経過を感じられる。

シンプルなデザインや店内のインテリアで、モダンな雰囲気を演出している。

“住宅街にカフェを”

カフェができる前は周辺の区画整理が済んだばかりで、現在のように住宅や店舗が多いエリアではなかったが、鉄道路線が交差していることや都心への出やすさなどを踏まえ、今後発展していくと思われるエリアでカフェを開くことを決めた。
当初は住宅が数件ある中にカフェができたため目立っていたが、近年の発展により住宅や店舗が増え、まちなみに溶け込んだカフェとなった。

まちなみに溶け込んだ外観

住宅と似た外観をしているため、周辺の住宅との調和も取れている。

水害を考慮して、入り口まで高さを設けた。
入り口の木調に合うテラコッタ調の床を用いて、店内へ繋げている。

“周辺との調和”

住宅に囲まれているため、周辺との調和を考えて正面入口を木調にした。
また、季節の変化に合わせて入り口の花を植え替えており、近所の方やお客様に喜んでいただいている。
駅に近く住宅も多いが、閑静な住宅街のカフェとして近くに住んでいる方々にも受け入れられている。

店長自ら手入れをしている外構と花

設計のこだわり

店舗の外壁に木材を用いたり、店内のカウンターを原木一枚板にすることで木の質感を強調した。また、平屋のコーヒー店に多いカウンターと座席の配置を取り入れつつ、お客様に居心地の良い空間を提供出るように工夫した。

入り口周辺、木調の壁
店内も木材を多用し、木の質感を強調している。
原木一枚板のカウンター

“居心地の良さを提供するための工夫”

・カウンター内の店員がお客様から直接見えないように、柱で空間を分けている。

・出入り口を北側に配置することで、店内が明るくなりすぎないようにしている。

“景観についてこだわった点”

住宅街に馴染むカフェとして、周辺との調和に力を入れている。
外構に緑を多く配置し、通りにも配慮した外観にした。お店の前の通りには、緑のあるきれいな外構えが連なっている。

所在地マップ