SUGAR CUBE KAWAGUCHI Ⅱ (シュガー キューブ カワグチⅡ)
建物概要
所在地 | 飯塚2-3-26 | 構造等 | 鉄筋コンクリート造 |
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主要用途 | 共同住宅 | 建物築年 | 平成29年2月 |
ギャラリー
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【内観(共用部)】
【内観(室内)】
【外観】
設計コンセプト
角砂糖というシンプルでいて美しい立方体をモチーフに、白い四角い建物をコンセプトの下、SUGAR CUBE KAWAGUCHI、SUGAR CUBE WARABIとシリーズ化して設計している共同住宅です。
ロゴの落款から和を発想させる建物は、帰宅する住まい手に、非日常的な和の空間を、シンプルでありながら個性的な意匠で演出します。
洗練された時間を創造し、住むほどに愛着を持つような居住空間の提案です。
設計のこだわり
大通りに面した敷地の特徴を活かして、歩行者の目を引くデザインとなるように、ファサードには「麻の葉」の模様をモチーフとした木のスクリーンを設置し、素材には劣化を考慮し燻煙処理したヒノキを無塗装で使用しています。
「麻の葉」は縁起が良いモチーフで、構造体としても六角形で取り入れやすいデザインです。
元々は鋳物工場の跡地ということで、接合部を鋳物で造ることも検討しましたが、施工上断念し、SUS製のプレートで構成しました。
その他にも、道路に面した1階バルコニーを蛇籠の塀にしたり、洗面室の水廻りの床を畳風の素材にするなど、内外に和の要素をちりばめました。
また、素材や模様だけでなく、室名や提灯のサイン計画もこだわっており、細部まで和で統一したデザインとしています。
通りに面した部分についてこだわった点
道路に面した間口の広い敷地なので、景観を意識し、ファサードにこだわったデザインにしました。エントランスの提灯は和の要素で構成したサインデザインとし、住み手の帰りを静かに待つ心地よい和の空間への灯火となります。
エピソード
設計では断面計画を考えつつ、高さを抑える納まりに苦労しました。
また、施工ではファサードの組み立てをAパーツ、Bパーツに分けて組み立てており、組み立て作業が一番大変でした。